Player Local UI コンポーネント

プレイヤーに応じた内容を表示できるUIを作成するためのコンポーネントです。

このコンポーネントは、Hierarchyビュー上で右クリックし、UI/PlayerLocalUI - cluster を選択して作成できます。 PlayerLocalUIにはスクリーン空間またはワールド空間でレンダリングするために使用できるRender Modeの設定があります。Canvasコンポーネント上のRender Modeの値で決定することができます。ただしRenderModeの値がScreenSpaceCameraカメラの場合はScreenSpaceOverlayに値が強制されます。

プロパティ

プロパティ機能
Sorting Order TypeUIの描画順を指定します。いずれの値を指定した場合も、CanvasコンポーネントのSorting Order プロパティでは -100 ~ 100 の値を指定します。
- Defaultこれを選択するとUIは最背面で描画されます。
- Interactableこれを選択すると一部のシステムUIより手前に描画され、インタラクションコンポーネントに対する操作が可能になります。

DesktopやMobile環境では、Render Modeが Screen Space Overlay であるCanvasに対し、 Sorting Order Type に基づいてアプリケーション上で動的にUIの描画順が補正されます。それ以外の場合、Sorting Order Type の値は無視されます。

インタラクションコンポーネントについて詳しくはUnityマニュアルを参照してください。

ScreenSpaceOverlay

このレンダリングモードでは、UI要素がシーンの上にレンダリングされて画面に配置され常に表示されます。 このコンポーネントを使用することで、各デバイスに適した画面に常に表示されるUIを作成できます。2Dデバイスでは画面の固定位置のオーバーレイとして、VRデバイスではプレーヤー追従型の浮遊UIとして表示されます。 このレンダリングモードのUI要素には以下の条件でインタラクトが可能です。

  • DesktopやMobile
    • インタラクションコンポーネントに対する全ての操作が可能です。
    • プロパティの Sorting Order Type の値が Interactable になっている必要があります。
  • VR
    • インタラクションコンポーネントに対する全ての操作が可能です。
    • インタラクトしたいUI要素のオブジェクトにColliderがアタッチされている必要があります。
    • インタラクトしたいUI要素のオブジェクトのLayerがUIになっている必要があります。

WorldSpace

このレンダリングモードでは、PlayerLocalUIは空間内に配置されます。2Dデバイス・VRデバイス共に、UI要素は3D配置に基づいてシーン内の他のオブジェクトの前または後ろに表示されます。 このレンダリングモードのUI要素には以下の条件でインタラクトが可能です。

  • DesktopやMobile
    • インタラクションコンポーネントのうち、Button コンポーネント と Toggle コンポーネント に対する操作のみが可能です。
      • ドラッグやスライダー等の操作は行えません。
    • インタラクトしたいUI要素のオブジェクトにColliderがアタッチされている必要があります。
  • VR
    • インタラクションコンポーネントに対する全ての操作が可能です。
    • インタラクトしたいUI要素のオブジェクトにColliderがアタッチされている必要があります。
    • インタラクトしたいUI要素のオブジェクトのLayerがUIになっている必要があります。