Safe Area コンポーネント

このコンポーネントが追加されたGame Objectは、デバイスごとにシステムUIを考慮した位置になるよう Rect Transform が設定されます。
Safe Area コンポーネントでは Scope プロパティの値から3種類の配置を選ぶことができます。

  1. Legacy
    • このオプションは互換性を保つためのもので、新規に作成した Player Local UI での使用は推奨はしません。
    • 主にモバイル端末において、基本的な移動UIと重複しないようなセーフエリアであり、画面の下部や左右を避けた位置に配置されます。
      • Scope オプションを持たないバージョンの Creator Kit でアップロードしたワールドでは Scope はLegacyとして扱われます。
      • このセーフエリアの範囲は、 Scope オプションを持たないバージョンの Creator Kit でアップロードした Player Local UI のセーフエリアと共通です。
  2. System
    • システムUIを考慮した位置になるよう Rect Transform が設定されます。
    • 両端はメニューの開閉トグルに被らないようなサイズになっており、下部は Device と同じ大きさになります。
  3. Device
    • 各デバイス固有のセーフエリアのサイズを反映した位置になるように Rect Transform が設定されます。
      • デバイスのセーフエリアとは、デバイス画面の角が丸みを帯びていたり、画面にノッチがある場合、その部分を含まないようなエリアを指します。
    • このタイプではシステムUIに被さる位置にUIを配置できます。

画像は Scope ごとのセーフエリアの違いを示しています。 それぞれ Legacy(緑)、System(赤)、Device(黄)のオプションに応じてセーフエリアの大きさが変化します(実際には端末によって違います)。

このコンポーネントが追加されたGame ObjectのRect Transformに対し相対的にUI要素を配置することで、デバイスごとに適した位置に表示できます。Unity UIの配置については基本的なレイアウトも参照してください。

Anchor自動設定ボタンを押すことにより、子オブジェクトの追従位置を自動で設定することもできます。